第10章 ページ39
Aside
「「「Aーーーっ！！」」」
「ナオミさんっ。純子さんっ。押上さんっ」
あれから２日たった。
あの時、気を失ったあたしは日向さんに病院に連れて行かれのだという。
殴られたり、冷水を浴びせられたりしたけれど、軽傷で2,3日様子見の入院と言われたらしい。
だけど目が覚めたあたしはそれを聞いて、入院を拒み、絶対安静を皆に約束させられて無名街に連れて帰ってもらった。
その夜から高熱を出して昨日１日ベッドから動けず面会謝絶となっていたのだけど。
でも今日は微熱で起き上がれるようになり、お見舞いに来てくれた3人に会うことを許された。
3人は泣きそうな表情で部屋に入ってくると、いっぺんに抱き締めてくれた。
「このバカタレッ」
「無事で良かったっ」
「心配したんだぞっ」
「ごめんなさいっっ」
抱き締めてくれる腕と声の温かさに泣きそうになる。
戻ってこれたと実感する。
「もう大丈夫か……？」
体が離され、3人が一斉にあたしを見る。
ナオミさんに聞かれ、笑って頷く。
「はい！もう全然っ」
「全然じゃないだろ……」
そう言って純子さんが湿布の貼られた両頬に触れる。
殴られた頬は今更ながらに腫れ、おたふくのようになっていて……。
そんなあたしを見て、ユウがおもわずといった感じで吹き出しララにタコ殴りにされてたのはついさっき。
笑われるかと思ったけど、3人とも怒ったような表情。
「女の顔を殴るなんて最低の野郎だっ」
「そうッスよね！今度ソイツを見かけたらおもいっきり○玉蹴り上げてやる！！」
「金○って……」
「ブホッ！！押上っ！！」
「だって、うちらの大事な妹分ッスよ！？こんなに傷つけられて許せないッス！！」
「押上さん……」
泣き声になった押上さんにもう一度抱き締められる。
「そうだね」
「ナオミさん」
「でもAも悪い」
「はい……」
「わかってるみたいだね。ならもう言わない」
ナオミさんが笑って頭を撫でてくれる。
そして
「さっき押上が言ったようにもうあんたはあたし達の妹分だ。一人で悩んだりしないであたし達を頼れっ！！」
「純子さん……」
ナオミさんも押上さんも頷いてくれる。
「……っ。はい！！」
3人を見てあたしも頷く。
ここに帰ってこれて本当に良かった。
コンコン。
扉がノックされる。
「……はい？」
「邪魔するぞ」
と入ってきたのは
「コブラッ」
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千(プロフ) - めっこさんこちらこそ楽しみに待ってますのでよろしくお願いいたします。遅くに大変失礼しました。コメントありがとうございます。凄く嬉しいです。 (2020年2月24日 0時) (
レス) id: f66918ad6e (このIDを非表示/違反報告)
めっこ(プロフ) - 千様！ありがとう、本当にありがとうございます！読んで頂けるの嬉しい！お待たせするときもありますが、自分のペースで書かせて頂きますね。よろしくお願いします！ (2020年2月23日 23時) (レス) id: ee0d4ae05a (このIDを非表示/違反報告)
千(プロフ) - めっこさん本当に読んでいて続き凄く楽しみでいます。スランプに陥ってしまう時ありますが無理せずに自分のペースで書いて下さいね。いつでも大丈夫ですので待ってます。焦らずゆっくり続き書いて下さい。色々と失礼しました。 (2020年2月23日 23時) (レス) id: f66918ad6e (このIDを非表示/違反報告)
めっこ(プロフ) - １,kokko様！コメントありがとうございます！スランプだったりと書けない時もありますが、頑張ります！こちらこそこれからもどうかよろしくお願いします！ (2020年2月23日 23時) (レス) id: ee0d4ae05a (このIDを非表示/違反報告)
1,kokko(プロフ) - めっこさん、いつも読んでいます。毎回続きが楽しみです。コメント書くのは初めてですが、これからも楽しみにしています。今からワクワクです！これからも無理の無いようよろしくお願いします。 (2020年2月23日 22時) (レス) id: 49248ed8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めっこ | 作成日時：2020年1月10日 15時
