夢と空【金城碧海】 (ページ10)

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講義が終わって美香と大学を出る。

｢今日講義終わるの早かったね！嬉しい！｣

空には綺麗な青空が広がっていて、気持ちよさそうに美香がのびをした

｢美香が見つけたカフェ行こ！｣

｢そうだね！｣

｢ここから近いんだっけ？｣

美香にそう聞くと、ちょっと待ってね、と言ってスマホで調べてくれた。

｢えっとね、、電車に乗って1駅！｣

｢近いね！1駅ならせっかく天気も良い事だし、歩いていかない？｣

｢あり｣

Aも美香も散歩することが好きで、駅間隔が狭いここら辺だと一駅分くらいはよく歩いて行く。

｢じゃあ行こうか！美香は色々調べてくれたから地図は私が出すね！｣

｢ありがとーう！｣

地図を見ながらカフェへと向かう

｢そういえばAさ、ゴールデンウィークって実家に帰る予定ある？｣

｢ゴールデンウィークか〜、春休み結構長めに帰省したからな〜｣

実は美香とAは実家が近く、帰省するタイミングが被ればよく一緒に帰っていた

｢そっか〜、いやね、最近東京の方で遊ぶことが本当に無いから実家の方でAと遊べないかなと思ってさ｣

｢あ〜、そういえば、美香とは大阪付近で遊ぶか旅行行くかで、実家の方で遊ぶことは無かったね｣

｢そうなんだよ、でも帰らないならまた今度だね〜｣

｢そうだね〜、、夏休みかね｣

早く夏休み来ないかな〜、なんて新学期が始まったばかりに言う言葉ではないけどね

のんびりと歩いていると、隣駅の大学の前を通り過ぎた

大学と大学の距離が近いわりに、ほとんど交流がないので前を通るとなんとなく校舎の方を見てしまう

｢こっちの大学、私たちの大学と違ってなんか綺麗だよね｣

｢やっぱAもそう思うよね。最近建て直されたらしいからまあ新しいよね｣