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「驚いた、よね」
そう言う幸村さんは苦笑いをしていた。
「言ったらさ橘さん困らせるってわかってたけど言わなきゃわかってもらえないし、どうしても伝えたかったんだ」
その真っ直ぐすぎる言葉に心がギュッとなる。
誰かに向けられる好意は決して嫌なものじゃない、むしろわたしに対してそんな風に思ってくれている事実がうれしかった。
でも、でも…今はそれ以上の言葉が出てこない。
「ごめん、なさい」
「…ほんとは何となくわかってたんだ」
幸村さんはほんの一瞬切なげな表情を見せ、続けて話し始めた。
「橘さんはこの前いた誰かのことが好きなんじゃないかって」
「この前？」
「お兄さんの友達だっけ？」
そう言われてあの時のことを思い出す。
でも幸村さんとお兄ちゃんたちは直接話したわけじゃないし、幸村さんはすぐに帰っちゃったから…と頭の中が少しこんがらがった。
「お兄さんたちが来たとき橘さんすっごく嬉しそうな顔してて、好きだからわかるっていうか…直感だけどもしかしたらそうなんじゃないかって思ったんだよね」
その直感が当たっていることや、そんな細かい表情ひとつに幸村さんが気づいていたことにわたしは驚いた。
「まあたかだか２回会っただけの男が何言ってんだって感じだろうけど、俺の気持ちは伝えられたから」
「ありがとう、ございます」
途切れ途切れでしかものを言えないわたしに幸村さんは、橘さんが傷つくようなことがあったらいつでも力になるから、と言い残し改札の中へと入っていく。
以前別れた時と同じようにまたねと手を振っていたけど、わたしは幸村さんの連絡先も職場すら知らないことに気づき、ひどく胸が苦しくなった。
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みたらし(プロフ) - ゆるさん» 遅くなってすみません、いつもコメントありがとうございます。そのように言っていただけて大変嬉しい限りです…！ゆるさんの作品も実はひっそりと楽しませていただいておりました、わたしも更新楽しみにしております◎ (2018年9月18日 22時) (
レス) id: d1fa9ff20a (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - さらに！おもしろい展開に！なってきましたね！！いつもお忙しいなか更新ありがとうございます。みたらしさんのペースで大丈夫ですからね！終わるまで書き上げる、のお言葉だけで十分すぎるくらいです！！私も書いてる身としてとってもわかりますし！笑 応援してます！ (2018年9月6日 2時) (レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
みたらし(プロフ) - ゆるさん» ちょっと違う流れにしたくて合コンという展開をもってきてみました！いつもコメントありがとうございます(｀・ω・´) (2018年8月17日 21時) (レス) id: d1fa9ff20a (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 合コンっ…！！どんな風になるんだろう、ってわくわくです(*^^*)！！！ (2018年8月13日 15時) (レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
みたらし(プロフ) - ゆるさん» ゆるさんはじめまして( ´ ▽ ` )ﾉ そう言っていただけて大変恐縮です…ありがとうございます！マイペースではありますがご期待に添えるようなお話にできたら幸いです！ (2018年7月28日 1時) (レス) id: d1fa9ff20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みたらし | 作成日時：2018年7月26日 1時
