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雄登は気だるそうにドアの方へと目をやった。そこには大きな目をキラキラと輝かせた龍我があの制服を着て立っていた。ちゃんとハイソックスも履いていた。


まん丸の髪は手ぐしで綺麗にまとめたのか前髪も綺麗に下ろしてある。元々華奢で、色が白い龍我は、自分で豪語する程 確かにその制服を着こなしていた。



 「 やばくない?俺ちょっと可愛すぎじゃない? 」


 『 うん 』


 「 まじか 」



可愛らしいポーズを取ってみせ、ほぼ冗談で尋ねてみると雄登がアッサリ頷いたので龍我も調子に乗った。
余りに雄登の反応がいいので、人に女の制服を着せといてスヤスヤ眠っている飛貴のことはどうでもよくなった。



 「 那須先輩〜龍我お腹空いた〜 」



雄登が座るベッドに腰掛け、隣に身を寄せた龍我は恥ずかしそうに身をくねらせて上目遣いで雄登を見た。その仕草が予想以上に似合っていて可愛くて、雄登は鼻の下が伸びた。



 『 龍我は何が食べたい? 』


 「 え?龍我は〜美味しいものなら何でも食べたぁい 」




ふふっと笑うわざとらしい愛嬌だったが、雄登は終始デレデレだった。確かに龍我は昔から綺麗な顔をしていた。髪が伸ばしていた時もあったけど、それでも単に綺麗と思うだけでそれ以上もそれ以下もなかった。


なのに今はおかしい。酒を飲んで酔っているからだろうか。
龍我の一つ一つの仕草も、わざとらしい愛嬌も、短すぎない清楚な丈のスカートから覗く白い脚も、全てが雄登のドストライクだった。



 『 じゃあ太くて長いのは? 』


 「 …へ? 」


 『 太くて長いのは好き? 』


 「 え……? 那須先輩〜何それなぞなぞ? 」


 『 俺の持ってる太くて長いの食べる? 』


 「 下ネタじゃねぇか!!! 」



雄登の言葉に薄々気付いていた龍我だったが、雄登に手を掴まれ股間を無理矢理手で触らされて事の重大さにようやく気付いた。

やんわりと熱を持ち始めている雄登のそれに驚いた龍我は手を引こうとするが逆に引っ張られて雄登に唇を奪われた。









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作者名: x他1人 | 作成日時:2021年4月2日 5時

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