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この世界は ページ14

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Aside



はーくんの私を見る目が
一瞬で変わったから ダメだよ って言った
…初めて、はーくんを拒絶した

だって私を見る目が突然いつもの目になったから。
私を、愛おしく見る目だったから



…私たちは結ばれない運命なんだから
そんな目で私を見つめないで
気付いちゃいけない想いに気付いちゃうから
私はもう、誰かを傷付けたくないんだ




『お兄ちゃん帰ろ?』


亜「ほのか送るから誰かに送ってもらって。あ、隼に『っいい、一人で帰る』…A?」


『みんなおつかれさま、!ばいばい!』


亜「ちょ、待てってA!」




後ろから聞こえてくるお兄ちゃんの声を無視して
勢い良くスタジオから飛び出してきた

お兄ちゃんったら、冗談じゃない
はーくんに送ってもらおうとしたんだろうけど
生憎、私たちは今きまずいからダメなんだってば…


なんでこんなに、はーくんには素直になれないんだろう?
他のみんなには言いたいこと言えるのに。


事務所を出たのはいいけど、
全然知らない道にでてきてしまった
…最悪、ここどこ?


うーん、うーんって思いながら
一人で周りをキョロキョロしてたら
前から怖いお兄さん二人組がやってきた
え、なに、怖い怖い、!




「お姉さん何してんのォ?」


『えっ、あの、?』


「教えてあげるからこっちおいで?」


『け、結構ですっ!』


「いいからいいからァ♡」




一人は肩に、もう一人は腰に手を回してきた
周りの人は知らんぷり
そうだよね、誰も助けようなんてしないよ
所詮この世界はそんなもんなんだ

怖くて勝手に涙は出てくるくせに声は出ない
叫びたくても怖くて声が震えちゃって
誰にも助けてなんて言えない…
あー、もう私、この人達に無理矢理されちゃうのかな


そんなのやだなー、、なんて
呑気に考えてたら後ろから誰かが私の腕を引っ張った




隼「Aっ!!」


『え、?』


隼「あの、この子 僕のなんで離してもらえますか、」


「ちっ、男いんのかよ。おもんな。」




そう言ってお兄さん達はどっかに歩いていった
…はーくんが来てくれたから安心しちゃって、その場に座り込んじゃった
どうしよう、立てないや、、笑

ポロポロと頬を流れる涙は止まらないし
手も足も震えちゃってどうしようもない。


そしたらはーくんが無言で私の腕を取っておんぶしたの
…えっ、えっ?




『はーくん、?』


隼「泣いてる子をこのままにはできない、それに普通に道端だし…だから我慢して」





止まらない→←そんな関係



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さくらんぼ(プロフ) - ®?さん» お返事遅くなりすいません!期待に添えるように書いていくつもりですが、、笑 いい感じにその期待を裏切っていくかも知れませんよ??笑 これからも読んでくださると嬉しいです!! (2018年10月3日 19時) (レス) id: 883f9fddcc (このIDを非表示/違反報告)
®?(プロフ) - 翔吾くんオチ希望だったので今の感じが嬉しいです(;_;) (2018年9月23日 22時) (レス) id: 9064d531a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくらんぼ | 作成日時:2018年9月22日 21時

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