O2+：4th

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*yoohei side





「そろそろ行こうか？もっと近くまで行けるよ？
ていうか真下まで行くし、中も入れるし」

「えー、今日入ってもいいんですか？
どうしよう、たくさん撮っちゃうかも」

「てか、今もすげえ撮ったでしょ？何枚撮ったの？
東京タワー出る時にはすごい枚数になってんじゃない？笑」




東京タワーに向かう道を歩きながら、
すごくワクワクしてる様子の彼女を見て


こっちに来て初デートの場所を
東京タワーにして良かったなあって思う。




「ねえ、もしかしてさ、
平日の夜にこうやって外でデートするのも初？」

「そうですね。
仕事があった日のデートらしいデートは初めてかも」

「そっかー、まだまだ初めてのことってあるんだね」

「ですね笑」




付き合い始めてそれなりの時間が過ぎたけど、
今まで遠距離だったし、
観光地になるような場所のデートなんて新鮮だ。




「でも、これからは毎日がデートだもんね？」

「え？毎日？」

「毎日がデートだよ。おうちデート！
めいっぱい楽しもうね？」

「・・・はいっ！」




Aちゃんがものすごくいい笑顔で
いい返事をしてくれちゃうから、


これは楽しみでしかない！って気持ちが溢れて、
我慢できなくて、彼女の頬に口唇で触れた。




辺りは暗いし、
ほっぺにちゅうくらいなら構わないでしょ？って
思ったんだけど




「、、洋平さんっ、、外、なのにっ！」

「ははっ、ちょっとしたイタズラでしたー」

「、、もーっ！」




焦った様子を見せながら、
俺の腕をペシペシと叩いてくる彼女に
べっ、と舌を出して笑ってみせた。





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