O2+：4th

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*yoohei side





「えっと、、なんか、ごめんなさい？笑」




派手に背中を滑らせて、
大袈裟に気抜けた様子を見せる俺に
少し楽しそうな顔した彼女が笑っている。




「謝んなくてもいいけどさ笑、もっとなんかないの？
欲しいものとか。引越し祝い！」

「いえ、そういうのは特に」

「じゃあ、ベッド買う？」

「ベッドは自分の持ってきます」

「うん、それはゆっくり寝たい時もあるだろうから持ってきてもいいけど。
メインのベッドはふたりで寝るから、もうちょっと広くしたいよね？」

「ふたりのベッド並べてじゃダメですか？」

「ダメでしょ！やっぱり落ち着いて一緒に寝るには
大きいサイズじゃないと！」

「そうですか？でも、もったいないような・・・」

「Aちゃんと快適な生活を送るのに
もったいないわけがないじゃん！」




正確に言うと、
快適な “仲良し” 生活だけどね笑




違うベッドを並べたら
高さ違いで段差が出来ちゃうかもしれないし、


ツインみたいな状態じゃ、
ひっ付いて寝るのに不安が残るし！




あ、そうだ。
それよりももっとビッグなプレゼントがあったんだ！




「ねえ、一緒に住むならさ、
良い物件があるんだけど」

「え！？」




もう一度、同棲話を持ち掛けようとしていた時は
Aちゃんが大変な状況になっちゃって


探しておいたのに紹介出来ずにいた良さげな物件、
ちゃんとピックアップしといて良かったー！




「ほら、これ見て？窓から東京タワーが見えんの。
Aちゃん東京タワー好きでしょ？
家から見えたら最高じゃない？」




“うわー、素敵ですね！”
“洋平さん、わざわざ探してくれたんですか？！”
”毎日、東京タワーが見れるなんて嬉しい！”




大喜びしてくれそうな彼女の反応を予想しながら
スマホの画面を差し出した。





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