- 64. ページ43
*yoohei side
「・・・えー！！！もうびっくりさせないでよ！
心臓に悪いよ！」
「たまには私からサプライズしたいなって思って笑」
「いや、確かにサプライズだけどさ、
良い方向でサプライズしてよ！」
「東京に来るの、良い方向じゃなかったですか？」
「それは良い方向だよ？
でも、その前の落として上げての落とすところがさ、
ほんともう心臓に悪い！笑」
いや、まあ、“転勤” の言葉にショックを受けて
本社って言葉を聞き流しちゃったのは俺なんだけど。
「そっか、東京か・・、そっか、良かった・・・」
転勤って聞いただけで痛みを感じるくらい心臓が大きく脈打ったから、
東京だって分かって本当に心の底から安心した。
「それで洋平さんにお願いしたいことがあって」
「え、うん、なに？」
東京に転勤ってことは一緒に住めるわけだから
その記念になにか欲しいとかかな？
うーん、でもAちゃんて
おねだりしてくるような性格じゃないし・・・、
同棲生活が始まって不便に思えることって考えると、
あ、もしかしてベッドを広くしたいとか！？
今までみたいに週末だけじゃなくなるから、
毎日一緒に寝るとなると
確かにもうちょっと広い方がいいかも。
うわー、そういうお願いなら
俺も大歓迎ですよ？！
「洋平さんが良かったらなんですけど」
「うんうん、なになに？」
「あの、前から話も出てたので、一緒に住みたいなって・・・、」
「え？・・・Aちゃんのお願いってそれ？」
「はい、」
「えー！なにそれー！」
「え、・・・ダメですか？」
「いやいや、ダメもなにも。東京って聞いた瞬間から
一緒に住む気満々だったけど！」
「え、そうなんですか」
「なんか拍子抜けーーー！」
気の抜けてしまうようなお願い事を言われて
ソファーの背もたれに寄りかかると、
そのままずるずるーっと背中を滑らせた。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
叢雲(プロフ) - あゆさん» お返事が遅くなってしまってごめんなさい！無事最後まで書くことが出来ました。離れている2人を一緒にするのが難しくて、なんとか良い形に出来たかな？と思っています。実際にいるかのように感じてもらえるなんて本当に嬉しいです。こちらこそありがとうございました。 (2020年11月18日 10時) (
レス) id: 20c97c0965 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます。何だか私の中では本当にいるような2人で、幸せが続く形での終わりで良かったね、と思いながら何だか寂しいような気もして、今までのシリーズのことを思い返していました。本当にとても素敵なお話でした。お疲れ様でした。有難うございました (2020年11月10日 0時) (レス) id: 04aabc6300 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - 吉野さん» 完結しました！ほっこりしていただけたのなら幸いです(^-^)お読みいただいてありがとうございました。吉野さんも体調に気をつけてお過ごしください(*^_^*) (2020年11月8日 0時) (レス) id: 1deb3d5bb8 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - 瑠々花さん» 無事、完結することが出来ました。瑠々花さんの原動力になっていたなんて嬉しいです(^▽^)お読みいただいてありがとうございました！ (2020年11月8日 0時) (レス) id: 1deb3d5bb8 (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - 完結お疲れ様でした(^_^)ゞとてもほっこりしたお話で、良かったです(≧∇≦)bまた新作を、書かれるのを、楽しみに待っていますねo(^-^)oﾜｸﾜｸ物凄く寒いので、身体に気をつけて、素敵な毎日をお過ごしくださいませ(*ゝω・*)ノ (2020年11月7日 20時) (レス) id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：叢雲
| 作成日時：2020年8月23日 0時
