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*
え？なに？
なんで俺、お前らに見つめられてんの？
そんなにじっくり目ぇ合わせられると
逆にちょっと気持ち悪いんだけど？笑
「ああ、洋平の顔ね」
「ああー、分かる」
「そのドヤってる感じ」
「「「 ムカつく 」」」
「は？」
そりゃそうでしょ？
勝手にムカつかれても困るけど、
今日だってまともな朝飯食ってきたのって
たぶん俺だけじゃない？
そりゃドヤりたくもなるって。
「と、言うワケで」
「そうだな」
「そうだね」
うんうん、と
馬鹿みたいに首を振って頷くメンバーに
なんだか嫌な予感がして
「いやいや、と言うワケでってなに？
どういうワケだよ。まったく分かんねえよ」
って、牽制入れたのに
「行くしかないな」
「Aちゃんの手料理食べに」
「洋平ん家」
「は！？ふざけんなよ、邪魔すんな！」
こっちは期間限定同棲生活をたっぷり満喫する
予定なんだから、
お前らの入ってくる隙なんて
これっっっぽっちもないっつうの！
しかもまだ昨日から始まったばかりなのに、
早速邪魔なんかされたらシャレになんないし！
「絶っ対来んなよ！
これフリじゃないからな！」
冗談じゃない！って思って、しっかり釘を刺すと
さっさと荷物を纏めて一目散に家へと向かった。
人ん家に押し掛けて、
その上Aちゃんの手料理までご馳走になろうとか、
あいつら図々しいにも程があるんだよ！
あーあ、せっかく仕事の合間にした
『今日のご飯なに？』
『遅くなるなら夜食準備しましょうか？』
なんて同棲っぽいやり取りが
すっげえ楽しかったのに。
あいつらのせいでその気分が台無しだっつうの！
*
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作者名：叢雲
| 作成日時：2018年9月1日 0時
