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酔っ払いの演説 ページ39

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お店から少し歩いたところの横断歩道で、信号に捕まる。

無言のミンギュを横目で見る。

伸ばしているのか、目にかかるくらいまで伸びた前髪で表情は読めない。





送ってくれるというのは本当で、わたしの家に向かう道を歩いている。



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しばらくすると、ミンギュはいつも通りの様子で『あっ』と声をあげる。

どうしたの、と聞くと『ミョンホ置いてきちゃった』って、へへっと笑う。







「すぐ戻ってあげな」

「ヌナを無事に帰したらね」

「じゃあ走って帰ろうか」









いつも通りのミンギュにどこかホッとして、緊張感は解けていた。

たまたま会った元居候先の人間を送ってくれるなんて優しすぎるとは思うけど。


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「やだ。ゆっくり帰ろう」






ミンギュの、ゆっくり胸に響く優しい声に、ぎゅっと胸が痛む。

それに、少し強く絡められる指に、手を繋いでいたことを思い出す。

お願いだから、そんな顔で見つめないでほしいんだ、お姉さんは。







「酔ってるね」

「んー俺?1杯だけ飲んだよ。
Aさんは?…飲み会楽しかった?」

「まあ、…そこそこね」

「あの人、優しいね」

「ジョンハン?うーん、優しいのか?普通だよ」







唇をむにっと噤むミンギュ。なにそれ、かわいい。







「俺ももっとヌナに優しくしたい!」

「ミンギュはもう十分優しいよ。よくやってくれた」

「うう、そうじゃなくてさ!違うんだよ、んーと」



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「俺がヌナにしたいことがたくさんあるってことだよ」





拝啓世界中の女性たち、これは期待していいのでしょうか。

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設定タグ:SEVENTEEN , ミンギュ   
作品ジャンル:恋愛
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an - あ〜信じられんくらい大好きです。文章の書き方がドンピシャすぎてずっとドキドキしてました。また作者様の作品が読めますように、待ってます…! (2022年12月7日 16時) (レス) @page45 id: aeade8b6ee (このIDを非表示/違反報告)
tyai - 大好きです〜!更新待ってます!! (2022年11月24日 3時) (レス) @page41 id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - うわーーー!!大型犬ミンギュ、、可愛すぎる、 (2022年9月10日 1時) (レス) @page38 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめまる(プロフ) - 私の好みドンピシャの作品です!!もしかしたらもう更新されないかもしれませんが待ってます!! (2022年9月10日 0時) (レス) @page38 id: dfcab48ce3 (このIDを非表示/違反報告)
ダオ(プロフ) - 続きが気になります!また更新頑張ってください! (2019年10月30日 0時) (レス) id: 8140470c2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:towa | 作成日時:2019年4月14日 22時

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