〇第三者目線 ページ21
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「かわいかった？」
「ミンギュ好みではないかも」
コンビニから食堂に戻ってくると、ミョンホから小さく折られたメモを渡された。
何度かもらったことがあるから、開かずとも内容はわかって、ミョンホは「俺に頼むなんて失礼しちゃうよね」って唇を尖らせる。
直接渡されたこともあって、その時は何回かご飯を食べに行ったり、その人が一人暮らしだったから泊めてもらったり、…その後も、それなりに楽しんではいたけど、しばらくお互い連絡しなかったし、その人も卒業してしまって、自然に終わった。
「ま、虚しいもんだよ」
「人生わかったようなこと言うな？」
いろいろ知ったところで、全部を見たところで、俺も向こうも、何か違うと思うのかもしれない。
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ペットボトルのフタに顎を乗せてスマホをいじってたミョンホが、ぱっと何かを思い出したように顔を上げて、「ミンギュは家主さんに手出すと思ってた」って。何言うかと思ったらそれかよ。
「さすがにしないでしょ」
「なんか全然そんな感じしなかったね、向こうも」
「まあ気になる人、…目の保養？みたいのはいるって言ってたし」
「ミンギュに色目使わない人いるんだ、って思った」
話題になったから頭に浮かべたAさんは、彼女に1度しか会っていないミョンホの言う通り、俺と暮らしていて特別な目で見てるな、とか、媚を売ってるだとか、そう感じたことはなかった。
それが結構心地がいいもので、むしろ俺が甘えてしまっていたなあ。
初めて会った時は、この人と何かあるのかなんてバカなこと考えてたけど。こればっかりはしょうがないんだ、ほんと。
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an - あ〜信じられんくらい大好きです。文章の書き方がドンピシャすぎてずっとドキドキしてました。また作者様の作品が読めますように、待ってます…！ (2022年12月7日 16時) (
レス) @page45 id: aeade8b6ee (このIDを非表示/違反報告)
tyai - 大好きです〜！更新待ってます!! (2022年11月24日 3時) (レス) @page41 id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - うわーーー！！大型犬ミンギュ、、可愛すぎる、 (2022年9月10日 1時) (レス) @page38 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめまる(プロフ) - 私の好みドンピシャの作品です！！もしかしたらもう更新されないかもしれませんが待ってます！！ (2022年9月10日 0時) (レス) @page38 id: dfcab48ce3 (このIDを非表示/違反報告)
ダオ(プロフ) - 続きが気になります！また更新頑張ってください！ (2019年10月30日 0時) (レス) id: 8140470c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：towa
| 作成日時：2019年4月14日 22時
