非日常 ページ5
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「そういえばいつ部屋入れるの？」
「んー、たぶん来週かな。それまでよろしくお願いします｣
「…しょうがないなあ」
「どう？…俺、安心して過ごせる？」
「うん、思ったより。」
「思ったよりって」
「最初えらいことになったと思ったよ」
結局、押しのけても寄りかかってくるミンギュに根負けして、寄り添われちゃってる今もえらいことになってると言えるけど。
ミンギュは、なははってかわいく笑うと「えらいこと」って繰り返した。
「俺はね、ここ住んじゃうのもいいなあって思ってるの」
「勘弁してください。｣
「思ってるだけだよう。でもAさんの生活心配だし！俺いなかったらヤバい生活のままだよ！」
「ヤバい生活も慣れちゃえば普通なのよ」
風呂上がりで上裸のミンギュと鉢合わせたりする生活のほうがヤバい生活だと思うけど、今のところ穏やかだし、嫌なことこそないし。
ミンギュが出ていく日まで、この刺激的な生活を楽しんでみようとすら思っていた。
なんなら、当たり前のように食事を用意してくれることも刺激っちゃ刺激なのかもしれない。
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「おやすみ」
「あ、…」
23時ちょっと前。ミンギュが来るまでは言うことのなかった“おやすみ“に、ミンギュは返さず何か言いたげに口を開けた。
「…なになに」
「んー、えーとー…俺今日…友達とノリでホラー観ちゃって…」
「おやすみ」
「冷たい！」
ミンギュの寝るソファではなく、ミンギュ用の枕を持って今ベッドの上にいるということは、何が言いたいかわかった。
わんこのお願いでも、さすがに…
「寝言言いません。脚も投げ出したり蹴ったりしません…、多分。」
「…寝てる間は人間どうもできません。ベッドとソファなんて目と鼻の先じゃない」
ミンギュが来た翌日、ソファから落ちてうつ伏せで寝ていたミンギュに心臓を縮みあがらせた記憶がある。
「お願い、耳元でなんか聞こえたらヤダ」
「怯えてるから聞こえるの」
「無理、お願い、俺自分がこんなに怖がりだと思わなくて」
弱々しい低い声で言われては、悪いことをしている気にもなる。
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an - あ〜信じられんくらい大好きです。文章の書き方がドンピシャすぎてずっとドキドキしてました。また作者様の作品が読めますように、待ってます…！ (2022年12月7日 16時) (
レス) @page45 id: aeade8b6ee (このIDを非表示/違反報告)
tyai - 大好きです〜！更新待ってます!! (2022年11月24日 3時) (レス) @page41 id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - うわーーー！！大型犬ミンギュ、、可愛すぎる、 (2022年9月10日 1時) (レス) @page38 id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめまる(プロフ) - 私の好みドンピシャの作品です！！もしかしたらもう更新されないかもしれませんが待ってます！！ (2022年9月10日 0時) (レス) @page38 id: dfcab48ce3 (このIDを非表示/違反報告)
ダオ(プロフ) - 続きが気になります！また更新頑張ってください！ (2019年10月30日 0時) (レス) id: 8140470c2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：towa
| 作成日時：2019年4月14日 22時
