chapter:14 ページ15
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結局、えいちゃんとはあれから話せないまま日付が変わる5分前を迎えて。
えいちゃんとは話せないものの、3人とは高校の時と変わりなく話せてて楽しい時間を過ごせた。
料理も粗方食べ終え、そろそろかなぁ、と荷物を整理し始めた私に気付いたのか、りっくんが声を掛けてくれた。
「あれ、もう帰る？」
お酒が回ったのか赤くなった顔でそう言う。
「うん、そろそろかなって思って」
「A〜泊まってけよ〜！寂しいじゃねぇかよ〜…」
「もーそら、嬉しいけど離して」
ソファーに座っていた私の後ろから凭れ掛かってくるそら。
そらは1番お酒を飲んでいたので顔も赤いしテンションもおかしいし背中から伝わる体温は高い。
「次いつ来る？」
「いつかなぁ、みんなが良ければいつでもまた呼んでよ」
みっくんもみっくんで顔が真っ赤。お酒はちょっとしか飲んでなかったけど弱いって言ってたしね。
「用意できた？」
「うん！」
車の鍵を持ったりっくんの方を向いてそう答える。
「今日はありがとう、すっごい楽しかったよ！また誘ってほしいな、」
「おう！Aからも連絡しろよ！」
「ご飯とかも行こうな〜！」
「うん！じゃありっくん、帰りまでごめんね、よろしく……って待って、りっくん待って、」
よく考えたらりっくんお酒飲んでた。そらもみっくんも飲んでた。
「りっくんお酒！飲んでた！」
「あ…忘れてた！」
机の上に広がる開いた缶や瓶を見ながらりっくんがそう言う。
「今気付けてよかったけど…やっぱ電車で帰るね、ちょうど終電が1本残ってるし、」
「でもえいちゃん飲んでなくね？」
「あーほんとだ！えいちゃん飲んでないっしょ？」
「飲んでないけど…」
「あの、みっくんもそらもいいんだよ、車申し訳ないからさ…」
そらがわかりやすく手を叩いてえいちゃんがお酒飲んでないことに気付いた。みっくんもそれに乗っかってえいちゃんに送ってもらいな〜とか言ってるけど、車で2人なんて耐えられないから電車で帰る方向に何とか持っていかないといけない。のに、
「はい、えいちゃんどうぞ」
そう言ってりっくんはえいちゃんに鍵を渡した。
その鍵をえいちゃんは受け取って
「…行くか」
と言った。
「え、あの、じゃあえいちゃん…よろしくね」
その言葉に返事はなかったけど、りっくんから受け取った車の鍵をしっかり持ったえいちゃんは玄関に向かって歩き始めた。
私もみんなに手を振ってから、その大きな背中を追いかけた。
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エイカ - お話の感想ではないことを書き込んでしまいすみません…。 (2018年3月28日 18時) (
レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
エイカ - お久しぶりです！今回のお話もとてもよかったです！えいちゃんと夢主ちゃんが会ってとても嬉しいです！笑続きがとても気になります…！更新頑張ってください！話が変わりますが3/25にファンミに行きました！初めて近くでアバンティーズを見れてとても嬉しかったです♪ (2018年3月28日 18時) (レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
雨城(プロフ) - とんでもないです！そして、ありがとうございます。エイジさんをたくさん登場させたいと思いながらも字数制限に負け、あまり書けなくて…たくさん登場させられるように頑張ります！ (2018年2月6日 9時) (レス) id: e39777545c (このIDを非表示/違反報告)
エイカ - 雨城さん» アドバイスありがとうございます。あと、今回のお話もとても面白かったです。今までえいちゃんがあまり出てこなかったので楽しく読まさせていただきました。 (2018年2月5日 19時) (レス) id: 7eb5523693 (このIDを非表示/違反報告)
雨城(プロフ) - エイカさん» 字数制限があるので、あまり詳しいアドバイスができずすみません。私でよければいつでも質問していただければ答えさせていただきます。エイカさんもお話の更新、頑張ってください！ (2018年1月17日 0時) (レス) id: e39777545c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨城 | 作成日時：2017年12月19日 23時
