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私たちは言葉もなく星を見続けた
どれくらいたっただろう
目の前にスッと流れたひと粒の星
『わ!流れ星!』
初めてみた!と興奮するマキちゃんは
『東京でもみれるんだ〜すげ〜』
感心した声をあげた
「私初めて観たの、北ちゃんとだったなぁ」
そうボソっと呟いたときだった
2つ、3つと流れては消える光
それは徐々に数を増やし今にも降ってきそうな量へと変わって行った
『すっご…今日流星群!?』
興奮したマキちゃんはスマホを取り出して
調べ始める
それを横目に、私は流れ落ちる星に釘付けになった
北ちゃんと一緒に見た流れ星は
都会の淀んだ空にもきらびやかに映える
『今日流星群じゃないらしいよ?なのにこの量やばいね!!』
変なの〜と言いながら空を見上げるマキちゃんに
ハッとした
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ぬう(プロフ) - はなぶーさん» そう言ってもらえて嬉しいです…!大好きな北ちゃんを心を鬼にして星にした想いが報われます…!! (2020年1月29日 15時) (レス) id: 2f09ca37fa (このIDを非表示/違反報告)
はなぶー(プロフ) - 最後らへん涙で文字がにじんで読めなかった………とっても感動するお話をありがとう! (2020年1月27日 17時) (レス) id: 5a79669a19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月12日 1時