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駅前のベンチ
『お姉さん1人ー?』
声をかけてくる2人組の男性
「…」
チラッと横目で確認したら
何も答えずに腕時計で時間を確認する
5分オーバーだよ…はやくきて…
態度だけは強気を作れても中身は昔の私のまま
『お待たせ!行こう!!』
「遅いよマキちゃん〜」
バタバタとダッシュでやってきたマキちゃんに連れられ
男性2人を無視して電車に飛び乗る
『Aって朝からナンパされるんだね』
「マキちゃんが遅いからじゃん!」
『コテの調子悪くてさ〜ごめん!』
電車を降りてすぐ、見えてくる大きな建物に入る
北ちゃんに会えなくなって4年
この土地にきて1年と少し
私は、北ちゃんが夢見た東京でキャンパスライフを送っている
北ちゃんの夢をどうしても代わりに叶えたくて。
流石に歌は上手くないから歌手は無理だろうけど
大学を出たらメディア関係に就職しようと決めている
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ぬう(プロフ) - はなぶーさん» そう言ってもらえて嬉しいです…!大好きな北ちゃんを心を鬼にして星にした想いが報われます…!! (2020年1月29日 15時) (レス) id: 2f09ca37fa (このIDを非表示/違反報告)
はなぶー(プロフ) - 最後らへん涙で文字がにじんで読めなかった………とっても感動するお話をありがとう! (2020年1月27日 17時) (レス) id: 5a79669a19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月12日 1時