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「あ!北ちゃん!」
『おはよう』
こんな田舎じゃデートなんてするところもなくて
毎朝学校まで一緒に行く道のりがデートみたいなもの
それでもその何分間かが私にとっては幸せで
眠たそうに隣を歩く北ちゃんが大好き
『あ、A今日なんかある?放課後』
「なんもなーい」
『今日部活休みだからどっかいかない?』
「え!?」
『行かない?デート』
「っ!いく!!」
思い出したように発言した北ちゃんに
胸が高鳴る
「今日学校頑張れる!!」
『ははっ 授業おわったら迎えにいく』
「うん!!わかった!!」
『どこ行きたいか考えといて?』
話していたら辿り着いた学校
北ちゃんとは校舎が違うから、校門のところでバイバイする
「北ちゃん!じゃあ夕方ね!」
手を振ると、ははっと笑った北ちゃんは
はいよ〜と片手を上げて2年生の校舎に消えた
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ぬう(プロフ) - はなぶーさん» そう言ってもらえて嬉しいです…!大好きな北ちゃんを心を鬼にして星にした想いが報われます…!! (2020年1月29日 15時) (レス) id: 2f09ca37fa (このIDを非表示/違反報告)
はなぶー(プロフ) - 最後らへん涙で文字がにじんで読めなかった………とっても感動するお話をありがとう! (2020年1月27日 17時) (レス) id: 5a79669a19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月12日 1時