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それからというもの、私達は
毎週金曜日になると夜中に家を抜け出して
星を見にいった
どんなに学校がめんどくさくても
先生に怒られた時でも
金曜日になれば全て忘れられる
連絡が来るのは夜だってわかってるけど
お風呂もご飯も早く済ませて北ちゃんからの連絡を待つ時間が楽しかった
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『A〜』
「なぁにー?」
『今度練習試合あるからきて』
「えっ!いく!」
金曜日の夜中、星を見ながら他愛もない話をしていたら思い出したように言った北ちゃん
「どこの高校とやるの?練習試合」
『南高』
「え、強豪」
『そっ!だから応援来て欲しいの』
「っ!いきますね…」
『お願いしますね』
にっこり笑った北ちゃん
練習試合は来週の土曜日に市民体育館
お弁当食べたいという北ちゃんのために
今から何作ろうか考えちゃってる私
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ぬう(プロフ) - はなぶーさん» そう言ってもらえて嬉しいです…!大好きな北ちゃんを心を鬼にして星にした想いが報われます…!! (2020年1月29日 15時) (レス) id: 2f09ca37fa (このIDを非表示/違反報告)
はなぶー(プロフ) - 最後らへん涙で文字がにじんで読めなかった………とっても感動するお話をありがとう! (2020年1月27日 17時) (レス) id: 5a79669a19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月12日 1時