19.Hokuto side ページ19
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「北ちゃんは?なんてお願いする?」
話の流れから俺に聞いてきたA
『俺は…夢が叶いますように』
「えーなんのー?」
『俺、歌手になりたくて…』
誰にも話したことない夢
少し恥ずかしいけど、Aには話してもいいかなって思った
「歌手!?北ちゃん歌上手いもんね!!」
『ははっありがと』
「じゃあどっか事務所とか入るの?」
『うん。だから俺高校卒業したら東京に行く』
「えっ…あ…そうなんだ!すごいね!」
そういいながらもAの瞳は揺れている
「東京か…すごいね北ちゃん。ちゃんと夢があって」
『Aは何かないの…?』
「何もないよ。北ちゃんの夢叶うように応援するね!!」
無理に笑ったAは苦しそうだった
その後小さな声で呟いた
「東京遠いな…」って言葉は、しっかり俺の耳にも届いた
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ぬう(プロフ) - はなぶーさん» そう言ってもらえて嬉しいです…!大好きな北ちゃんを心を鬼にして星にした想いが報われます…!! (2020年1月29日 15時) (レス) id: 2f09ca37fa (このIDを非表示/違反報告)
はなぶー(プロフ) - 最後らへん涙で文字がにじんで読めなかった………とっても感動するお話をありがとう! (2020年1月27日 17時) (レス) id: 5a79669a19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月12日 1時