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マキちゃんと2人
体育館から少し離れた校舎の前で
バスケ部の練習が終わるのをまった
北ちゃんがあんなことするから
女子たちの視線が痛くて逃げてきたんだ
『見せつけてくれるねぇ』
ははっと笑ったマキちゃん
「マキちゃん先帰ってて大丈夫だよ」
『女子軍にAが拉致られてボコボコにされたら嫌だから一緒に待っとくよ』
そういった私の親友は歯を見せて笑った
夜の学校は、部活動生が行き交う
なんの部活にも所属してないマキちゃんと私が
この時間まで学校にいるのは初めてだった
『なんか夜の学校って不思議な感じするね』
「うん、私も思ってた」
そんな他愛もない話をしていたら
ひょこっと現れた北ちゃん
「北ちゃん!お疲れ様!」
ニコッと笑った北ちゃんはペコっとマキちゃんに頭を下げた
それに返したマキちゃんは、私帰るわ〜と言うと
1人で颯爽と帰っていってしまった
『友達いいの?』
「北ちゃん待ってる間一緒にいてくれたの」
『まじ?お礼言っといて』
「うん」
ゆっくりと歩きだした北ちゃんについて行くように学校を後にした
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ぬう(プロフ) - はなぶーさん» そう言ってもらえて嬉しいです…!大好きな北ちゃんを心を鬼にして星にした想いが報われます…!! (2020年1月29日 15時) (レス) id: 2f09ca37fa (このIDを非表示/違反報告)
はなぶー(プロフ) - 最後らへん涙で文字がにじんで読めなかった………とっても感動するお話をありがとう! (2020年1月27日 17時) (レス) id: 5a79669a19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月12日 1時