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体の重みで目が覚めた

「…ん?…え?は!?樹!?」

原因はそう、彼しかいない。
明け方だろうか?外はまだ薄暗い

「んっ…」

首筋をチュッと吸われて、寝起きとは思えない声が漏れる

「樹っ…まってっ…」

『うるさい黙って』

唇に噛みつくようなキス
言葉を完全に遮るようなそれは、私から酸素も同時に奪ってクラクラする

『昨日の夜のこと覚えてる?』

唇を離して妖艶に笑った樹
彼の指が私の体をスーッと撫でる

夜は…樹が部屋に戻ってきて、ごめんねって言われて…それから…

「キスして…キスして…?からどうしたっけ」

『どうもしてない。A寝た。』

「あ…ごめん…」

ちょっとムスッとした樹はそのまま首筋を伝って胸へと降りていく
いつのまにか完全にはだけたバスローブから露わになった私を弄ぶように触れる

でも…でも…

「ストップ!!!」

グッと樹の肩を掴んだ
もう、何?と言った樹は少し不機嫌

数時間後にはまた1日かけてMVの撮影がある

「樹、撮影あるから!今したら仕事にならない!」

『俺は別に…』

「夜!夜にして!!夜!!」

夜を連呼する私に、諦めたようにわかった…と呟いた樹は
そのまま私の隣に寝転び首元に顔を埋めてくる

そしてまた、首元を強く吸う

「ちょ、樹っ…しないってば…」

『うん、わかってる』

ほんとに手は出されなかったけど首元への愛撫とキスの雨は止まずに。

お互いに赤い印を付けあった

こうして私たちは集合時間ギリギリまでゆったりと甘い時間を過ごしたのだった


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設定タグ:THERAMPAGE , LDH , 藤原樹   
作品ジャンル:恋愛
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ぬう(プロフ) - 彩華さん» いつのまにか長編になってしまってるから読むの大変でしたよね!?最初から読んで頂けたなんて嬉しすぎます!!!頑張って樹君とイチャつきまくるので懲りずにお付き合いください(^^) (2019年7月30日 23時) (レス) id: 1bdd3ad000 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 最初から一気に読んでしまいました!!もう発狂発狂発狂です(笑)いっちゃんかっこよすぎます〜!!!これからも更新楽しみに待ってます! (2019年7月29日 16時) (レス) id: 303c26c9ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬう | 作成日時:2019年7月17日 14時

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