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それでも進んでいくライブ
何があったかわからないけれど、誰よりも混乱しているのはきっとファンタだろう
ステージからはけてきたファンタは、舞台袖に引っ込んだと同時に顔つきが変わった
大「世界さんは！？」
大樹さんがスタッフさんの元へ駆けて行く
その後ろを付いていく他のメンバーも不安気な表情を浮かべていた
微かに聞こえた単語は、
"病院" "検査" "足に違和感"
それだけで十分にわかってしまう
怪我したんだ…
悔しそうに顔を歪めるファンタメンバーは皆
俯いたまま何も言葉を発さなかった
ファンタメンバーだけじゃない
はけてくるたびに皆が、世界さんは？と口にする。
その度に病院に、という単語が聞こえてきては静まり返る舞台袖はステージとはまるで別世界だった
それに加えて、いつもとは雰囲気の違うメンバーがいた。
壱馬さんだ
初めて見た、冷え切った目
全く喋らない彼は仕事とはいえメイク直しに近づくのすら躊躇われる
どうしよう…と思っていると、
後ろからトントン、と肩を叩かれた
振り返ると立っていたのは陸さん
軽く屈んだ彼は、私の耳に顔を近づけると小さい声で話し始める
陸「壱馬、たまにこーなるの…今日はどうしてもこうなっちゃう気はしたけど…」
「どういう…？」
陸「とりあえずいつも通りにメイク直してあげてほしい。ごめんね」
寂しそうに笑った陸さん
どういう状況か全くわからないけど、とりあえず仕事をしてステージに送り出さなければならない
何も喋らない壱馬さんのメイクを直すと、
さんきゅ と小声で呟いた彼はステージに戻っていった
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ぬう(プロフ) - 彩華さん» いつのまにか長編になってしまってるから読むの大変でしたよね！？最初から読んで頂けたなんて嬉しすぎます！！！頑張って樹君とイチャつきまくるので懲りずにお付き合いください(^^) (2019年7月30日 23時) (
レス) id: 1bdd3ad000 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 最初から一気に読んでしまいました！！もう発狂発狂発狂です（笑）いっちゃんかっこよすぎます〜！！！これからも更新楽しみに待ってます！ (2019年7月29日 16時) (レス) id: 303c26c9ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう
| 作成日時：2019年7月17日 14時
