change 〜Another story 5〜

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16人にはそれぞれ目の前に外人女性のエキストラが配置された


さっきまで走り回っていた私たち3人は打って変わって
ここから先は崩れたメイクやヘアを直すため撮影を見続ける必要がある


女性と向かい合わせた16人は黄色っぽいネオンが特徴的なフロアで
山彰さんのつけた振り付けで1列に並び踊った


と、思ったら…

ひとりひとりが女性に近づき目の前で踊る

なんか…面白くない光景…

そう思いながら撮影を見守っていたら
横に立っていた山川さんにチョンチョンと肩をつつかれた

山川「眉間にシワよってるよ」

「あ、すみません…」

山川「まぁ仕事とはいえ面白くないよね。彼氏が女の目の前であんな風に踊るってさ」

「そうです…」


私の視界に映る樹は、女の人の目の前でニコニコと楽しそうに踊っていて妙な嫉妬心が生まれる


そんなに誘惑するみたいに踊らなくてよくない！？
女の人もそんな顔しないでよ！！


私の心の中は荒みまくっている

バカ樹。

いますぐひっぺがしてやりたい

そんな衝動を抑えながら首元で揺れる誕生日に樹にもらったネックレスをギュッと握った


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