change 〜Another story 5〜

6.Itsuki side ページ6

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『お疲れーっす』

ホテルの下の階に設けられたレストランフロアに行くと既にメンバーは揃っていた
そこには岡村さんと山川さんの姿も。

陣「樹、Aちゃんは？」

『さぁ…』

陣「さぁってなんやねん。どうしたん？」

陣さんの質問に答えることも出来ない
Aがなんで怒っていたか、俺にはわからないから


わかりません、疲れたんじゃないですか？と返すと
初海外やもんな〜と言った陣さんはそれ以上何も言ってこなかった

代わりに近寄ってきたのは壱馬さんと北人さん

壱「Aちゃん朝からちょっと不機嫌だったよ？」
北「途中話しかけたけど機嫌悪かったもん」

壱、北「「樹心当たりないの？」」

ぴったりと息を合わせた2人が聞いてきた
真面目な顔をしているのに両方目が笑っている

『…わかんないっす』

北「はーんダメだね〜貴公子しっかりしてよ」

ニヤニヤ笑いはじめた2人

『さっきもなんか機嫌悪かったからほったらかして来ちゃいました』

壱「は！？そりゃダメだろ〜」
山川「ほーんと、ダメだわ〜」

そこに加えて片手にグラスを持った山川さんまでやってきた

山川「乙女心わかってやんなさいよ〜」
北人「そーだそーだ」


この3人はAが怒っている理由がわかっているらしいが、一向に教えてくれる気配はない


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