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27.Itsuki side ページ27
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『すみません…リハ、続きお願いします』
陣「樹いけるか？」
『はい』
パラパラと立ち位置に戻っていくメンバーたち
『翔平ありがと』
彼の肩に手を置いてそう伝えたら、気持ち悪いからやめろと言われた
隣にやってきた健太さんに、きつかったら言えよと言われた
周りを見渡したら、メンバーみんな笑顔だった
大丈夫、怖くない
自分自身に言い聞かせて気分を落ち着ける
集中しろ…
いつもあの記憶が戻ってくる場所
落ち着け…
踊りながら、ギュッと固く目を閉じた
「樹なら大丈夫」
どこかからAの声が聞こえた気がして目を開ける
もちろんそこに彼女の姿はない
でも、メンバーが優しい顔で俺を見る姿は
しっかりと確認できる
何を怯えていたんだろう
ここはあの現場じゃない
弱い部分だって、俺の一部だ
俺と同じ立場の人間が15人いる
大切な人も、ちゃんと生きてる
スッと心が軽くなるような不思議な感覚
俺の中でひとつ、なにかの区切りがついた気がした
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ぬう(プロフ) - kanoさん» 何度も嬉しいコメント下さりありがとうございます！！ (2019年7月19日 13時) (
レス) id: 6ebe771875 (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - もう！最高です！ (2019年7月7日 22時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう
| 作成日時：2019年6月24日 19時
