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「樹〜メイクだよ」
『…』
「樹!!いーつーき!!」
『ん?あ、ごめん』
ゆったりと私の前にやってきた樹
「今日前髪上げるでしょ?」
『うん』
「…緊張してるの?」
『いや…してない』
「どうしたの?顔色あんまり良くない…」
『大丈夫、メイクして?』
力なく笑った樹をサッとメイクして
この前店長が仕上げたカラーを生かしてセットする
その間樹はなにも喋ることなく、スマホすら触らず
ただただ鏡を見つめていた
「終わったよ?」
『ありがと』
すぐに立ち上がろうとする樹の肩を掴む
「…大丈夫?」
『ん?なにが?』
そう言って笑っていたけど、目の奥が笑ってなかった
準備が終わり楽屋でそれぞれ好きなことをしているメンバー
樹は陣さんがいっちゃん!ストーリー!と、絡みに行っても椅子に座ったまま
それを見たとき、緊張してないと言った樹に
ひとつの疑惑が生まれた
疑惑…というか、きっとそうだ…
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ぬう(プロフ) - kanoさん» 何度も嬉しいコメント下さりありがとうございます!! (2019年7月19日 13時) (レス) id: 6ebe771875 (このIDを非表示/違反報告)
kano(プロフ) - もう!最高です! (2019年7月7日 22時) (レス) id: 07e090ba1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年6月24日 19時