change 〜Another story 3〜

8.Itsuki side ページ8

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事故から1週間と少し

ある程度傷が塞がり今日で退院するA

目が覚めてからお見舞いには行ってない

というか、行けなかった

無造作に切られた髪の毛が
お前のせいだと言ってるように思えて。

翔平「藤原、ちょいちょい」

楽屋でケータイをいじっていたら
翔平に呼ばれた

翔平が1番Aのお見舞いに行ってくれたんじゃないかと思う
ほんとに、昔から優しい男だ

翔平「お見舞い行ってねぇな？」

『うん…今日帰ってくる…』

翔平「Aちゃんが気にしてた。樹のせいじゃないのにって」

『そんなわけ…』

翔平「あれは事故だから誰も悪くないって。
だから樹が暗かったら怒ってって言われたから今から怒ろうかな〜」

『ふふっ』

翔平「Aちゃんも同じ笑い方するよね。似てきたね、お前ら」

それだけ言うと、思いっきり肩パンした翔平は
ササーっと走って楽屋に戻っていった

ありがとうの意味も込めて自販機で翔平が好きな炭酸をかった

『翔平！』

楽屋に戻って翔平に声をかける

翔平「…っぶねーな！炭酸投げるな抜ける！」

『ははっ！』

いつも以上に空気が軽いと感じた楽屋
知らないうちにみんなに気を遣わせていたんだと気付いたら、込み上げてくるものがあって

それを隠すようにジムに向かった

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(藤原泣いてますねあれは。)
((最近脆いな樹は 笑 ))

(翔平)
((壱馬))

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