change 〜Another story 3〜

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打ち合わせが終わって
岡村さんと山川さんより一足先に控え室に戻った

扉を開けるとものすごい人数で溢れかえっていて
みんなが私を見ている

陣「樹こっちやで！」

陣さんの声につられるように目線を向けたら
椅子に座っていた樹と目が合う

『A、おいで？』

クイクイっと手招きをされて
ペコペコと頭を下げながら男達の間をすり抜ける

よく見たらファンタとバリ…
驚きながら横を通る

勇「ちっちゃ…」

慧「カワイイ…」

誰かが何かを言っていたけど人数が多すぎて誰が声を発しているかもわからない

樹のところに辿り着くと
困ったように微笑んだ目の前の彼

『ごめん…なんか、A目当て」

「どーゆーこと？」

『A見たいって、みんなが』

「うっそ…」

チラッと周りを見ると私たちの会話を静かに聞いている沢山の耳

「あ…えっと、お世話になってます…」

それだけ告げて頭を下げると

陣「はい、ウチのAちゃんです！拍手！」

なぜか仕切り出す陣さん
樹はもう知らねえと言わんばかりに開き直っていて
樹の隣にいた壱馬さんに助けを求めるように目を合わせたら
片眉をピクッとあげて困ったように笑ってた

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