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8.Itsuki side ページ8

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「ねぇおかしくない??」

さっきから何度この質問を受けただろう

鏡の前で不安そうにクルクル回るA

『大丈夫だってば〜』

今日俺たちの事務所に初出勤の彼女は
相当緊張しているらしく
朝からずっとこの調子だった。

こわばった顔で、大丈夫かな?と呟いているAに近づいて後ろから抱き締める

「樹〜…緊張してきた…」

今にも泣きそうな顔

『ふふっ カワイイ…』

そう言って軽くキスをしたら

「それどこじゃないよ〜社長に会うんでしょ〜」

まだ泣き言を言っている

『ほらもう行くよー?』

初日から遅刻は良くないからね?

怖い顔のAを無理矢理玄関に引きずる

「樹…頑張るからギューして…」

不安気な顔でそういう彼女は反則なくらい可愛くて
抱きしめた体は俺にすっぽり覆われるほど小さい

やばい…可愛い…
でも仕事前なのでそこでグッと我慢した


道中まったく喋らない彼女は
不安と緊張でいっぱいなんだろう

大丈夫だよ、俺が側にいるからね?

そんな意味も込めてポンポンっと頭を撫でたら
ゆっくりとこっちを見たAは
俺の大好きな笑顔でふわっと笑った。

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設定タグ:THERAMPAGE , LDH , 藤原樹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年5月24日 1時

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