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GENERATIONSさんは近くで見ると存在感がすごくて、関わってないけど圧倒される
でも、それに負けないくらい気合いの入った16人はグルグル回るカメラの中踊り続ける
私は龍君、昂秀君、山彰さん、翔平さんのヘアだったから
今日はまだ樹と一言も喋っていない
岡村さんにセットとメイクをされた樹は
同い年とは思えない色気を放ち
余裕の表情で踊り続ける
山川「やっぱ皆かっこいいよね〜」
私の隣に立った山川さんはそう告げる
「誰が1番好きですか…?」
思い切って聞いてみた
山川「ん〜声は壱馬君、顔は北ちゃん、雰囲気はいっちゃんが好きだな」
「そうじゃなくて…恋愛対象にするなら…」
失礼なこと聞いてんなとは思いつつ
気持ちの方が先に出る
山川「えー恋愛対象ならランペよりジェネでしょ。ダントツ亜嵐君だわ」
そう言いながら笑う山川さん
「えっ…でもこの前、付き合うならいっちゃんがいいって…」
山川「歓迎会の?私あんま記憶ないんだけど、酔うと誰にでも好きっつったりベタベタしちゃうんだよねぇ〜」
「あ…そうなんですね…」
山川「そーそー!てか私彼氏いるし 笑」
「え!?だ、誰でしょうか!?」
山川「一般人よ。専門学校の先輩。」
そうだよね、山川さん美人だもん
そう思う反面
樹の事狙ってなくてよかった…
心の底からそう思った。
それを聞いてなんだかホッとした私は
バタバタと進んでいくMV撮影を見ていた
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年5月24日 1時