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42.Itsuki side ページ42
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翔「樹、早く謝っておいでよ」
アー写撮影中
ソロにうつったタイミングで翔吾さんに背中を押された
気まず…
そう思いながらAに近付く
ちょっとこっちにきて？
そう言おうとしたら、彼女は俺と目を合わせる事なく陸さんの元に向かった
すっげー避け方すんじゃん
Aと目線の高さを合わせて髪の毛をいじられている陸さんに嫉妬しつつ
謝ろうと思ったのにと思うと、Aにもイライラしてしまう。
俺が悪いから仕方ないけど避けられたら謝れねぇ
慣れない喧嘩に謝るタイミングすら測れない
静かに翔吾さんの元に戻る
翔「樹ちょー避けられてんじゃん」
『あんなに避けられると謝るに謝れないっすね』
翔「樹が悪いんだからちゃんと謝るんだよ〜」
『そうなんですけど…』
翔「山川さんは仕方ないとしても、専属反対すればよかったなんてアウトすぎでしょ。陣さん聞いたらブチギレちゃうよー。俺達もAちゃん大好きなんだから〜」
どこにいても愛される彼女は
今どんな気持ちでここにいるんだろう
1番味方じゃなくちゃいけない俺にあんな事言われて
それでも仕事はしっかりこなして
ごめんA…
心の中でしか謝れない自分が
心底情けないと思った。
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作者名：ぬう
| 作成日時：2019年5月24日 1時
