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23.Itsuki side ページ23
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ジムに設置された簡易シャワーで汗を流し
Aの元へ戻ると、ボイトレを終えた陸さんがトレーニングに来ていた
Aの横にたって、楽しそうに話している
陸「あ、いっちゃんおかえり〜」
ニコニコ笑う陸さんに
『…おつかれっす』
それだけ返すと
「樹？具合悪い？」
心配そうに俺を覗き込むA
ニヤニヤと笑った陸さんは
陸「樹〜ダメだよ俺に嫉妬したら〜」
俺をおちょくる
何のことかわかってないAは
不思議そうな顔でたたずんでいた
『…俺のですからね』
チラッとAに視線を向けてそう言えば
陸「わかってるよ！怖いねぇ樹は〜」
ケラケラ笑いながらグーっと体を伸ばした陸さんは
陸「樹、Aちゃん、お疲れ様でした〜」
そういって器具の方に歩いていった
陸さんの背中に2人でお疲れ様でしたと挨拶をして
部屋を出た
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「ねぇどうしたの？」
未だ心配そうに隣を歩くAに
『んー？なにー？』それだけ返す
メンバーの話で嫉妬して、今は陸さんに嫉妬してるなんて、恥ずかしくて言えるわけないから。
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作者名：ぬう
| 作成日時：2019年5月24日 1時
