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『A〜？ただいま〜！！』
夜遅く、私を呼びながらリビングに入ってきた樹
「樹〜！！おかえり！！お疲れ様！！」
三重から帰ってきたばかりの樹に
抱きついてどちらからともなく軽いキスを交わす
『一緒にお風呂入んない？シャワー浴びたけど、お風呂に浸かりたい。』
「うん！言うと思った〜！」
ライブ後は毎回お風呂に浸かりたがる樹のために買った入浴剤も、だんだん種類が増えてきた
淡くピンクに色付いたお湯
後ろから樹に包まれながら湯船に浸かる
今日のライブ中翔平がね？
俺タンクトップ裂けきれなくてね、
北人さんとモニターで遊んでさ、、
ライブ終わりの興奮が冷めやらない樹は
ライブ中のことを楽しそうに私に話す
それを聞きながらお疲れ様の意味を込めて
樹の頭をゆったりと撫でるのは
私の習慣になっている
樹の話が途切れたとき、
「ねぇ、樹」
私は口を開いた
『ん〜？』
優しく微笑む樹の目を真っ直ぐに見る
「私、今月でお店辞めるよ」
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作者名：ぬう
| 作成日時：2019年5月24日 1時
