change ～Another story 2～ (ページ19)

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ニヤニヤと笑い始めた3人

壱「結構広いけど、どこまわってきたん？」

「あー…鏡張りの…」

陸「あ、ダンスレッスンに使うとこかな」

「多分！瑠唯さんいました」

北「他どっかいったー？」

「他…は、なんかの部屋…」

クスクス笑い始めた北人さんと
ニヤニヤしている陸さんと壱馬さん

…私が迷子なの気付いてるな

「3人とも嫌いです…」

少し拗ねながら言うと
ははっと笑った壱馬さん

壱「どこ行きたかった？連れてく」

「どこに…とりあえず脱迷子で…」

壱「ん、わかった笑」

立ち上がった壱馬さんと北人さん
そして陸さんの3人にどこかに連れて行かれる私

どこに向かっているかわからないけど
3人はなんだか楽しそうだった。

北「はい、ここでぇす目的地！」

3人に連れられて来られたのは
沢山の器具が置いてある部屋の前

ガラス張りの窓から中を覗く

ジムだ…

キョロキョロと中を見渡せば
トレーニングに励む樹の姿

「あ、樹…」

普段見る事のない、樹の努力する姿
つらそうな顔なのにそれすら絵になる

トレーニングする樹だけを目で追っていたら、

壱「ほんまに仲良いよな」
北「羨ましいくらいね？」

そう言って笑った壱馬さんと北人さん

陸「じゃあ俺ら戻るから、いっちゃん眺めてなね～」

私をジムの前まで送り届けてくれた3人は
にっこり笑って私に手を振ると
もと来た道を戻っていった

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