だから好きだっつってんじゃん from Anthem

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Reo side


枝毛なんてどうでもいいよ

もういいでしょ？メシ食ってないけどさ。

キスをしながらソファに押し倒したA

俺の下でキスを受け入れるAはもう、ハグで照れるようなあの頃とは違う

いい声でなくんだ

ふっと力が抜ける表情も、
時々苦しそうに眉を寄せる顔も、
ギュッと絡み合った指先も

全部が綺麗で、愛しくて、度々胸を締め付けるような感覚に襲われる


「やぁ…玲於くんっ…」

玲「違うでしょ？」

「んんっ…」

玲「ん？」

「玲於っ…」

潤んだ目で俺の名前を呼ぶ姿が可愛くて

キスの隙間にA、と呼べばギュッと握った手に力を入れる

途中でヤダって、小さく呟いたAは
首を振りながら俺から与えられる圧を逃れようとする

今日は辞めてやんない

ギュッと離れられないように抱きしめたら

「んんっ…やだ…まって…」

いつもの何倍も艶やかに声を漏らす

「っ…玲於っ…」

Aが悪い
ニコニコしながらメンバーにハグされてっから

お前の隣にいるのは俺なのに。


撮影中に押さえ込んだ嫉妬や独占欲がどんどん溢れていくみたいに
止まらなかった

クタッとソファに沈むAは
半分しか目が開いてなくて

玲「なんかごめん」

「うん…」


それなのに、

「ぎゅ、して？」

腕を広げて俺を求める姿が可愛くて

玲「誘ってるって捉えていい？」


あはっと笑ったAが、腰が痛いと嘆く朝は
あと11時間後。


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