26. ページ26
.
玲「なんか…すげぇな」
「えっ？」
玲於くんの番なのに踊らずに突っ立ってる彼は
ボソッとそう言った
慌てて音楽を止めると、ふっと笑う玲於くん
玲「シンプルにめちゃくちゃ見惚れた」
そう言って微笑んだ玲於くんに
ギュッと胸が締めつけられる
「そんなに褒めても何もでませんけど…」
玲「可愛くねえな笑」
「私今悔しくて仕方ないから」
玲「は？」
「玲於くん疲れないでしょ。あのクランプ」
玲「まぁ」
「私あんなに力加減上手くないから」
玲「気付いてないだけじゃない？力抜けた指先とかすっげぇ綺麗だったけど」
まさか玲於くんがそんなに細かいところまで見てくれてたなんて思わなくて
悔しいのに嬉しい
私って単純…
玲「久々にここ来たけど、ますますA用！って感じじゃない？これ私物？」
私が置いた小型のスピーカーを指でなぞる
「うん。ここ私の部屋にしてやろうと思って」
玲「HIROさんに怒られろ笑」
よく考えたら、付き合い始めて2人きりでいるのは
これが初めてかもしれない
自然に喋れてるかな？私…
スピーカーからゆっくり顔を上げた玲於くんと目が合う
スッと両手を広げた彼
玲「おいで」
「そ、そ、れは、ハグですか！？」
玲「いちいちうるさい。スッと来い。」
「いやいや無理！汗かいたかもしれない！」
玲「かもしれないってなに笑 今のじゃかかないでしょ？」
ほら早くっとクイクイ指を曲げる
ゆっくり近づくと、腕をグイッと引かれて
すっぽり玲於くんの腕の中に包まれた
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 491人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - SOLTWORLDさん» ここまでお付き合い頂きありがとうございました！！そんな風に読んで頂けて本当に嬉しいです。クオリティの約束できない2人の後日談をゆるーく更新しますので最後までどうぞお付き合いください(^o^) (2019年12月18日 23時) (レス) id: fe557bda8b (このIDを非表示/違反報告)
SOLTWORLD(プロフ) - お話お疲れ様でした！！玲於くん事の大切さとかわかってて、女の子が何度も好きって言っても答えなかったとかが辛かったですけどほんとに読み応えがあるお話でした！！そうその後も楽しみにしてます！多分言い合いになるけどすぐに仲良くなるんだろうなって思ってます笑 (2019年12月18日 22時) (レス) id: ef07261ca1 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - suiさん» 1番っ…！！嬉しいですありがとうございますーーー！！！ (2019年12月4日 23時) (レス) id: 55470a6b36 (このIDを非表示/違反報告)
sui(プロフ) - このお話が1番好きです！！毎日更新されるの楽しみにしてます(^ ^) (2019年12月4日 6時) (レス) id: 2efd24e246 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぬう
| 作成日時：2019年11月19日 20時
