Anthem 6

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涼「お疲れ〜」龍「お疲れさーん」

「お疲れ様でーす」

これからレコーディングに向かうボーカルと
今からは何もないパフォーマー

だいたいメンズはジムでトレーニングで、
私はあのスタジオで1人で踊る

これが最近の仕事終わりGENEパフォーマーの過ごし方だ

けど今日は少し…いや、だいぶ違った

隼「玲於？行かないの？」

玲「んー、今日は。」

隼「そう？お疲れ〜」

玲「おう」

いつもメンさん、亜嵐くん、先生の3人から少し遅れてはぁ君と一緒にジムに向かう玲於くん

そしてそんな皆を見送ってからスタジオに向かう私

…の、はずなのに楽屋に残ってる玲於くん

「今日帰るの？」

玲「帰んない」

「そう…」

玲「ねぇ」

「なに？」

玲「久しぶりに…一緒に踊ってもいい？」

少し照れたようにそういった玲於くんの言葉に耳を疑った

「え…？」

玲「ダメならいい」

「ダメじゃないっ！！い、行こ？」

いつぶり…？
2人きりでまた踊れるなんて…

嬉しくて玲於くんの腕を引っ張ってあのスタジオに向かう

一時期は翔吾がずっと来てたけど
彼ももう、忙しくてあまり来れない

1人で踊るのも好きだけど
誰かと踊る時の方が楽しくて好き

玲「バトルしない？昔みたいな」

「する！」

玲於くんから誘ってくれたのが嬉しくて
軽くストレッチをして体を温めた私は
上機嫌でスマホのミュージックを起動させた


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