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「ありがとね、ごちそうさまでした」

隼「どういたしまして」

なんだかんだ言いながら焼肉奢ってくれて、寮の前まで送ってくれたはぁ君

「また明日ね〜!」

隼「おう!」

私の頭を撫でてにっこり笑う彼

隼「あ、A」

「ん?」

隼「我慢しなくても、どんだけ迷惑かけられてもGENEのお姫様はAだよ。」

「…っ」

隼「おやすみ」

「っおやすみ!」

彼が歩いて行く方向はもう、隣の男子寮じゃない


はぁ君らしい言葉の選び方

歳は3つしか変わらないのに去って行く背中は大きい


はっきりそう言われたわけじゃないけど、

玲於くんへの気持ちを消さなくて良いよって言われた気がした


ほんとに我慢しなくてもいいの?

今まで以上に迷惑かけるかもしれないよ?

だんだん遠ざかって行くはぁ君の背中

ここから叫んでも聞こえないかもしれない
だったら、行くしかないじゃない

「はぁ君っ!!」

隼「うわっ!?え?なに!?」

気付いた時にはダッシュして、はぁ君の背中に飛びついていた

驚いた顔のはぁ君は、息を切らす私に
どうした?と微笑む

「今は違うって…っ、言ったけどっ…!」

隼「うん」


「1日もっ…想わない日はなかった…」



「私っ…玲於くんのこと、まだ大好きみたい」


伏せてきた気持ちは、声に乗せた途端にこぼれ落ちてしまいそうで

グッと奥歯を噛みしめる

隼「俺の勘の勝ち」

そう言って私を軽く抱きしめたはぁ君は
優しい声で

"大丈夫、頑張れ"

そう言った


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設定タグ:GENERATIONS , LDH , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬう | 作成日時:2019年8月12日 1時

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