Anthem 4 (ページ5)

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広いスタジオの隅に並べられた椅子
前に座るボーカル2人と、亜嵐くんと私
そして後ろに立つ4人

亜「こんばんは、」

「「GENERATIONS from EXILE TRIBEです」」

そこでカメラに向かって楽曲紹介と見所を伝えたら、
移動してステージに立つ

いつぶりだろう、みんなで同じステージで踊るの

月日にしたらそんなに経ってないけど
毎日一緒にいたメンバーと会える時間が少ない今は
この時間が貴重なものだとよくわかる

NEVER LET YOU GO NEVER LET YOU GO～

いつも寂しく聞いていたイントロ

今日は寂しくない

斜め前にはボーカルの2人がいて、横を向いたら先生がいる

今回の立ち位置は、GENEの守り神は真ん中で踊らなきゃという亜嵐くんの提案によって
裕太先生とダブルセンターになった私

守り神なんて大層なこと言わないでよと笑うと、
少なくとも俺はそう思ってるよ、といつになく真剣な亜嵐くん
今の俺たちを支えてくれてるのはAだからというメンさんの言葉に、撮影前に涙腺が崩壊しかけた

はじまるよ From this moment I'm yours
まるで夢のよう～♪

先生の真隣に立って踊るのは初めてだ

真ん中ってこんなにみんなの動きが見えるんだ…

前の方で踊るのは、お客さんに近くて楽しいけど
こうして皆が見える位置で踊るのは
なんというか、安心感がある

いつもそうだ

この7人と同じステージで同じ時間を過ごす時

体を貫くような快感と、この時間が終わって欲しくないという寂しさが私の中で混ざり合う

今日はいつもの何倍も、その思いが強かった

まぶしい夜明け何度でも君と…

私は何十回も、何百回も何千回も
皆と夜明けを迎えたい

寂しいとか、支えたいとか
そんな感情よりも前に出る今の気持ちは

私、この人たちが、この場所が、大好き。

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