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裕「なんで今日そんなに暗いん?」

「えっ!?」

真っ直ぐ私を見つめたままの先生

「暗く…ないで!?」

こんなに明るくしてるつもりなのにやはりバレてしまうものなのだろうか?

裕「無理に笑わんでええ。嫌なことあった?」

「別に…」

裕「パパに何でも話してみなさい!」

「偉い若いパパやな…」

裕「パパはいつでもAの味方や!!」

その言葉に、スッと解ける心

翔吾の事も、玲於くんのこともそうだ
なんでかわからないけど先生にだけは全てを話してしまう

いつの間にかポツポツと順を追って昨日の事を話していた

翔吾にここでまた告白された事も、
翔吾とハグする姿を玲於くんに見られてしまった事、そこから生まれた誤解と
玲於くんの前でつい口走った私の中の感情

うん、うん、と頷く先生は
最後まで口を開かずに私の話を聞いていた


裕「玲於は…なんて?」

話し終わると開口一番にそう言った先生


「なんも…私が聞く前に逃げてもうて…」

裕「玲於の話ちゃんと聞いたれや…」

「振られるってわかってんのに聞かれへんやん」

裕「振られるかなんてわからんやろ?」

「わかるよぉ…」

裕「それは間違いや。本人にちゃんと聞いてないのにわかるか。」

「聞いてしまったら私…これからどんな顔で玲於くんの前におればええの…」

裕「聞きたいから言ったんやろ?」

「私は翔吾との誤解を解きたくてっ…」

裕「翔吾と付き合ってるって思われたら嫌やったんやろ?」

「それは…」

裕「そもそも好きって言われて嫌がる男なんておらんで?」

ヘラっと笑う先生は

裕「玲於の話聞いたれ?な?」

そう言って私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた


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設定タグ:GENERATIONS , LDH , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬう | 作成日時:2019年8月12日 1時

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