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翔吾「帰ろっか〜」

「うん」

私のリュックをからい直した翔吾

「ありがと、自分で持つ」

翔吾「いーよ。地味に重いし?笑」

「ありがと…」

翔吾「そんな目でこっち見ないでよ。チューするよ?」

「肩外すで」

翔吾「こっわ…前から思ってたけど毎回キスの代償デカすぎでしょ…」


そう言ってまたケラケラと笑う翔吾は、どこまでが本気でどこからが冗談なんだろう

子供みたいな無邪気な笑顔の裏に、どれだけの苦しさを抱えてるんだろう


翔吾「なんかあったらすぐ相談においで?」

寮の前まで私を送り届けてくれた翔吾は
にっこりと笑いながらそう言った

翔吾「あ、俺実はね、新しいグループのメンバーに選ばれたの」

そんな大事な報告も付け足したように言うもんだから呆気にとられる

「え!?新しいグループできるん!?」

翔吾「A本当にGENEしか興味ないね…」

「ごめん…」

翔吾「まだ候補生だけどね〜」

「翔吾なら絶対大丈夫や」

翔吾「Aに言われたら本当になれそう。やっぱチューしとく?」

「指詰めたろか」

翔吾「俺の体本当にAに壊されそう…」


クスクス笑う翔吾は、明日もちゃんと仕事行くんだよ?と言うと帰っていった

同じグループ内の人間を好きになるんじゃなかった
玲於くんじゃなければ…

翔吾を見送りながらそんなことを考えてしまう私は
つくづくどうしようもない女だ


それでも寮の部屋に戻れば玲於くんを思い出させるものばかり溢れていて
結局また彼のことを考えて眠れなくなるのがオチだ

「これぞ無限ループ…」

恐ろしや、恋。


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設定タグ:GENERATIONS , LDH , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬう | 作成日時:2019年8月12日 1時

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