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26.Reo side ページ26

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翔吾に大切そうに抱きしめられていたAは、いつもみたいに笑ってた

でも俺に好きだと告げた時、見たこともないくらい泣いていた

傷付けたいわけじゃない

むしろその逆なのに。

きつく当たってしまった事に後悔する
あんなの完全に翔吾に対する嫉妬じゃないか

玲「あ〜…」

鏡に寄りかかるように崩れ落ちた目線の先に
無造作に置かれたリュックとキャップ、そしてスマホ

ここでAが戻ってくるのを待っていれば
絶対に荷物を取りに来るはずだ

さしたらその時にちゃんと目を見て、俺の気持ちを伝えよう

スタジオには、俺のスマホから流れる音楽だけが響いた

それでも1人で踊る気にはならなくて
ただただしゃがみ込んだままAの荷物を見つめるだけ

探しにいく?
いやでも戻ってくるよな?

玲「俺ヘタレじゃん…」

いつ戻ってくるのかわからないAを、一歩も動くことなく待ち続けた


その時スマホから流れ始めたのはLove You More
俺をバカにしてるみたいで笑えた


ガチャ…

音を立てて開いた扉
このタイミングでAが帰ってくるなんて、Love You More効果!?

内心そう思いながら平然を装いつつ扉に目を向ける


翔吾「…お疲れ様です」

開いた扉から顔を出したのは翔吾だった。
まぁ、そんなに上手く行かないよな。

にしてもコイツさっき帰ったくせに…

玲「何しにきたの」

思ってもない訪問客に思った事をぶつけた

翔吾「忘れ物を取りに?」

そう言った翔吾が握ったのは、Aのリュックとキャップとスマホ。


どういう事だよ…
やっぱ翔吾と付き合うことにした?

付いていけない頭を回転させながら考えた


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設定タグ:GENERATIONS , LDH , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬう | 作成日時:2019年8月12日 1時

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