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ふわっと笑った彼は、私にありがとうと告げた
ありがとうって言うのは、私の方な気がする
「GENEのみんなも応援してるけど、私は翔吾の事も応援してる。寂しい時側にいてくれてありがとう翔吾」
翔吾「A…」
「ん?なに?」
翔吾「チューしていい?」
「目ん玉に缶差し込んでいい?」
翔吾「相変わらず厳しいなぁ…」
ふわっと笑う翔吾は、水を持って立ち上がる
翔吾「冗談じゃん。じゃ、今日も頑張ろ?ね?」
その言葉にコクッと頷くと、ニコッと笑った翔吾は
ポンポンっと私の頭を撫でてその場からいなくなってしまった
寂しい時に側にいて、欲しい時に欲しい言葉をくれる翔吾は
私にとってかけがえのない存在
だけどそれが恋じゃないことは、今撫でられた頭に残る体温が教えてくれている
この温かみは、はぁ君と先生に頭を撫でられる時と同じ。
最近はっきりわかるようになった感覚は
痛いくらいに玲於くんが好きだと言う事を感じさせてくる
「嫌になるなぁ」
私に興味がないのであろう玲於くんを振り向かせようと思ったら
何をしたらいいんだろう
初めてぶつかる恋愛の壁は登るには思った以上に高くて
でも壊すには思った以上に分厚い
中3で初の恋心に気づくなんて、世の中的には遅いのだろうか?
楽屋への帰り道、そんなことメンバーには聞けないし、頼れるのはGoogle先生だけ。
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年8月12日 1時