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予想以上に早く終わった打ち合わせ
楽屋に置かれた時計は、まだ18時をさす
久々に早く終わったから帰ろ〜と帰宅準備を始めていくメンバーの中、
玲「A」
玲於くんが私に近付いてくる
「ん?なに?」
私の目の高さまで軽く屈んだ玲於くん
玲「久々に踊って帰らない?」
「ふ、2人で?」
優しい顔で、コクンと頷く玲於くん
踊る…と告げるとニッコリ笑った彼は
シューズ取ってくるから、いつものスタジオに先に行っててと言う。
お疲れ〜とパラパラと帰り始めるメンバーを見送って
私はいつものスタジオに向かった
「あ〜あかんあかん!」
玲於くんが好きだと気付いてしまってから
彼と1対1で踊るのは初めてだ。
「顔あっつ…」
パタパタと顔を仰ぎながら玲於くんが来るのを待つ
今日はまだ、なにを踊るか決めてないけどGENEの曲をミックスにして小さめに流しながら
ストレッチをして体を温めた
ガチャっと扉の開く音がした
「玲於くん早かったね〜」
扉の方をみらずにストレッチをしながら声をかける
翔吾「残念。玲於さんじゃありません。」
「え!?翔吾!!」
スタジオに入ってきたのは、玲於くんじゃなくてニコニコ笑う翔吾だった
翔吾「よっ!」
スタスタと中に入ってきた翔吾は私の目の前で立ち止まる
翔吾「…オーディション終わったから。決着付けに来た」
そう言った彼はまた、いつだったか2人で踊った時のような優しい顔を見せた
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年8月12日 1時