Anthem 4

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亜「んー！明日からもまた仕事だし帰ろっか」

数時間の焼肉打ち上げは、あっという間だった

明日からまた、みんなと一緒に踊れるんだ…
そんな思いで今からワクワクしてしまう


玲「A」

「ん？」

玲「帰ろ」

「うん！はぁ君〜帰るよ〜」

隼「あ、俺はいい！ドンキいくから！！」

ニヤニヤニヤニヤ笑うはぁ君
ニヤニヤニヤニヤ私たちを眺めるメンバー

こんなんじゃ、この人たちのせいで私が玲於くん好きって本人にバレる方が早いんちゃうか？

玲「あっそ？じゃ、帰ろ。お疲れした〜」

マイペースな玲於くんは、さっと歩いて行ってしまう

私もメンバーにお疲れ様でしたと頭を下げる

龍「頑張れよ〜」

頭上から龍友くんの声

何を頑張れっちゅーんや！

そんな思いを込めて、龍友くんに思いっきり舌を出して玲於くんを追いかけた


「まって！」

玲「おそーい」

スタスタと歩く玲於くんの横に並ぶ
すると、並んだ私の手をスッと掴んだ

突然の出来事に、混乱する頭

「えっ！？玲於くん！？私もう熱ないよ？」

玲「は？知ってる」

「な、なに…これ…」

玲「んー、寒いから？」

「もう春やで…」

玲「冗談じゃん。A夜道で転びそうだもん」

「あ…そう…」


ものすーんごく掻き回されてる気がするけど
私が玲於くんのことが好きだって、知らないから出来るんだよなぁ…

横に並ぶ玲於くんと絡まった指先に
幸せと同時に、緊張と、ほんの少しの寂しさを覚えた


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