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玲「A」
「ん?」
夕日に照らされた玲於くんが、私の前に立つ
悔しいくらいにその日の光が似合う彼は優しく私を見下ろす
玲「オーディション終わって落ち着いたらすぐ、また2人で踊ろう?」
「うん?オーディション終わったら皆でいつでも踊れるで?」
玲「皆でじゃなくて2人で。予約ね。」
「うん?うん。」
"2人で"
その言葉をやけに強調した玲於くんを不思議に思いながら頷く
隼「玲於なんて?」
踊り終わったばかりのはぁ君が、私に声をかける
「んー。別に?」
隼「えー俺除け者?笑」
秘密は無しでしょ〜なんておどけるはぁ君には申し訳ないけど
"2人で" その言葉が、はぁ君に話すことを躊躇わせる
今まで、玲於くんと2人で踊れることが嬉しかったのに。
好きだと気付いてしまった今、2人きりの時はどんな顔で踊ればいいんだろう?
翔吾みたいに、好きな人にみせる顔なんて持ってないしそんな勇気もない
そうこう考えてるうちに片付けに入り始めるスタッフさんたち。
着替えて下さいと声をかけられ更衣室へと進む
楽しい時に限ってスムーズに進むのが撮影というものなのだろうか
終わって欲しくなかった時間は
あっという間に過ぎ去ってしまった
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 11時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ミル(プロフ) - 初めて感想コメント書かせていただきます もう何というか本当に好きです(語彙力) 更新すごく楽しみにしてて もうほんとに更新してくださってありがとうございます!泣 これからも楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年8月19日 3時) (レス) id: cee8faad11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年7月17日 2時