change 〜Another story 10〜

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「おめでとう2人とも！」

りこ「町田さぁん！！ありがとうございます！！」

あっという間に2人の結婚式を迎えた
それと同時に、私の30回目の誕生日も迎えた

ユキト「りこ、まだ泣くな？メイク崩れるから」

りこ「うんっ…」

純白のフワリとしたドレス
それは、明るくてよく笑うりこちゃんにとても似合っていた


「いいなぁ…」

沢山の人に祝福されて笑う2人が幸せそうで、ため息と共に思わず漏れた本音


店長「じゃあまっちゃんは俺の嫁にでもなる？」

「うわっ！？びっくりした聞こえてたんですか？」

店長「おん、聞こえてたんですよ」

「ははっ、冗談も程々にお願いしますよ」

店長「あはっ！ごめんごめん！」

店長は、今も樹のカットやカラーを担当しているらしいが
私の前で樹の名前が出る事はない。


店長「ま、飲も飲も！」

「いや店長結婚式ですよ？潰れる気ですか？」

店長がもってきたワイングラス

店長「そのくらい加減できるよ。俺立派な大人だもん？あと俺もうオーナーね！」

「はいはいすみませんオーナー。やっぱ呼び慣れなくて」

店長「まぁ、呼び方なんてどっちでもいーんだけどさっ！飲んで飲んで〜」

店長、もといオーナーはどこからもってきたのかボトルのワインを私のグラスに注ぎ始めた


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