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『仕事、頑張ってね』

そう言って微笑む樹と、最後にもう一度キスをして
その日は別れた。


明日出勤したら、店長には樹と付き合ったこと言おうかな〜

そんな事を思いながら眠るのだった。


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〜〜♪ 〜〜♪


部屋に響く聞き慣れたアラーム

手探りで止めたら、今日も1日が始まる。


いつもの電車に乗り、いつもの時間に出勤する


いつも通りに後輩りこちゃんと喋りながら
準備をしていたら、出勤してくる先輩達。


いつもと違ったのは、最後に出勤してきた店長が

『みんなおはよ〜！あ！まっちゃん！！おめでとう！！！』

大声でそう言ったこと。

「えっ！？」

私がそう返せば、

『やっと付き合ったんだろー？藤原樹っ♡』

語尾にハートを付けて話す店長。


驚くスタッフ達


「なっ…なんで知ってるんですか…」

『まっちゃんと付き合えたよ店長ありがと好き！って、その日のうちにいっちゃんから連絡きた』

そこまで暴露してしまうのか…

店長には言おうなんて思ってたら
スタッフ全員が知ってしまった。

『あ、みんなこれ世間には黙っとくタイプのやつだからダメだよ〜』

そう言いながらバックヤードに消えた店長

残された私…と、スタッフ達。

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