君が頑張った証

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有岡side





『みんなごめんね…』





何が？何がごめんねなの？




いきなりすぎて訳わかんない









知念「どういうこと？」

知念が悲しそうな声で言った






薮「まあ、とりあえず座れ


みんなも、てきとうにその辺の椅子使って」




薮くんがそういって
いのちゃんをベットに座らせた





俺らもパイプ椅子に座る





重々しい空気の中




いのちゃんが口を開いた





伊野尾『あのね、みんな俺が喘息なの知ってるよね？


あのね、喘息には種類があって…




前まで気管支喘息っていうのだったんだけど









．







難治性喘息っていうのになっちゃった…』






なん…じせい？



何それ


八乙女「いのちゃん、もうちょっと詳しく説明できる？」






伊野尾『難しいに、治療の治で難治性喘息



気管支喘息の悪化バージョンみたいな…』



知念「治療が難しいってこと？」






伊野尾『いや…









．









治るのが…難しいの。』









．




もうこの辺では俺の思考回路は

停止していて








なんで？なんで？


なんでいのちゃんが？






としか思えなかった



．




どうして神様は









いのちゃんばかりを苦しめるのですか？









．

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