４６ ページ47
薮side
時間が止まったような感覚だった
頭がくらくらする
もう、死んでしまいたい
薮「なあ、みんな…
俺ってあいつにとって何だったの？
なあ、どうしたらよかった？
なんで、なんで死んじゃったの？
なんであいつだったんだよ！！！」
みんなを困らすことは分かってたけど
でも、こうでもしないと気が済まなかった
ひたすら今までためてきた思いを叫ぶ
薮「あいつは頑張ってたんだよ！
こんなになるまで…
なんで、なんであいつが…
なんで死ぬのが俺じゃなかったんだよ
なんであいつだったんだよ！！」
誰も何も言えない中
1人が口を開いた
有「みんな…だいすき…
いのちゃんは俺達のこと…
こう思ってたんだって
ありがたいよね…
俺達、何も出来なかったのに…
辛かったよね、いのちゃん
ごめんね
ごめんね…
でもいのちゃんは俺達のこと
大好きだって…
俺、いのちゃんと…
みんなとJUMPになれて…
よかったなあ…
今まで頑張ってきて…
よかったなあ…
俺も…俺も大好きだよ……」
ノートの一番最後のページ
大ちゃん以外
誰も気づかなかったそこには
いのちゃんの字で
《みんなだいすき》
と書かれていた
鼻の奥がツンとして
視界がかすむ
久しぶりのこの感覚
「俺も…大好きだよ」
「気付いてあげられなくてごめんね
いのちゃん、俺も大好き」
「大好きだよ…いのちゃん」
「僕も大好きに決まってるじゃん…」
「伊野尾くん…大好きだよ」
「ごめんな、いっぱい怒って
ごめんな、優しくしてやれなくて
ごめんな、いのちゃん…
大好き…」
「力になれなくてごめんな…
大好きだよ、伊野尾…」
俺らは一晩中泣いた
涙は今日で終わりにしよう
明日からはまた、アイドルだ
JUMPだ
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 190人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いのちゃんBEST - すごく感動しました!もー号泣です！いのちゃんの強さ、優しさ、メンバー思いのところが伝わってきます。 (2016年3月9日 0時) (
レス) id: c983a7ae42 (このIDを非表示/違反報告)
あんな - ＊ぷにょる＊さん» ありがとうございます！他のものも見ていただいて嬉しいです！更新頑張りますね。 (2015年12月31日 0時) (レス) id: 42b685634e (このIDを非表示/違反報告)
。*・ＲＩＮ・*。(プロフ) - あんなさん» レスありがとうございます！ ほんとですか!?すごく嬉しいです(^^) はい、頑張りましょう！これからも応援してます(^^♪ (2015年12月30日 0時) (レス) id: 3b5ca2b538 (このIDを非表示/違反報告)
＊ぷにょる＊(プロフ) - すみません！作品名間違えてしまいました。｢ウチの愛され白米王子は体が弱いようで･･･｣でした。申し訳ありませんでした。 (2015年12月29日 15時) (レス) id: cc40d1888a (このIDを非表示/違反報告)
＊ぷにょる＊(プロフ) - この作品の他にも｢メトロノーム｣、｢うちの愛され白米王子は体が弱いようで･･･｣なども読ませていただいたのですが、どちらとも良かったので更新頑張ってください♪*ﾟ (2015年12月29日 15時) (レス) id: cc40d1888a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんな | 作成日時：2015年12月13日 1時
