君が頑張った証

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薮side






それから3日間はICUで過ごした



2日目には意識も戻り


その日には関ジャニさんとWESTのみんなが来てくれて


ガラス越しだったけど喜んでいた





次の日には


体調が悪い時はほとんど何も食べられない
あいつが


「白米食べたい」


と言ったそうだ





さすが伊野尾…笑


いや笑い事じゃないんだけど

嬉しくてつい頬が緩む



一般病棟に戻れると聞いて



とりあえずメンバーにLI○Eして


都合のつく

俺、光、大ちゃん、山田、知念で行くことになった


他のメンバーからも返信が来て


内容は人それぞれだったけど


みんな喜んでいた





ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ




病室も部屋の雰囲気も

前と違ったところはない




でも今日は伊野尾が起きていた




知念「いのちゃん！」



1番乗りに知念がかけて行って




続いてみんなが入る



伊野尾『みんなぁ

ごめんね〜』




俺らが来て早々

謝る伊野尾



山田「謝んないでよー

まあちょっとだけ心配したけど〜笑



ちょっとだけな」


山田の言葉に


『えへへ』


と笑う




これだけだと元気そうに聞こえるけど実際



自分では起きられないから
リクライニング起こしてもたれ掛かり




酸素チューブに





点滴が2本




熱があるみたいだけど

体が冷えるといけないから



その辺にかけてあった
黒いふわふわのパーカーを着せる



家でこんなの着てるのか笑






伊野尾『みんなでなんかしよぉ！！！』


光「ちょ、はしゃぐな！

おとなしくしといて！」





俺も正直おとなしくしといてほしいけど



でも4日近く1人でICUにいたわけだから




なんかここで何もしてはいけません。だと





かわいそうかなと思い


薮「じゃあトランプだけだぞ」





って、結局俺はこいつに甘い





．






それでも体は正直で



伊野尾『次…ｺﾎｯ大ちゃんひいてーｺﾎｺﾎｯ』




咳が出始めたから




薮「はいはいここまで


咳出てるからちょっと寝な？」





伊野尾『これくらい大丈夫なのにぃｺﾎｯ

嵐さん来るまでにはちゃんと起こしてね

来るまでにだよ？』





薮「はいはい」





知念「僕も一緒に寝てあげる〜」




有岡「ちょ、まって俺も！」







シングルベッドに成人男性が3人



いや、普通に考えて無理だろ






普段ならやめとけって言うけど




『やったぁ！』





まあ、喜んでるからいいか…

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